昨日はイセフォルニアに行った後、伊勢原でもう一軒店舗見学させていただきました。



花呉装さん





京都に本店を置く、本格的な和装店です。


一階には素敵な反物や帯がたくさん。


2階は「京町屋」として和装小物や手ぬぐいバッグ履き物・・・ステテコ、手ぬぐいで作ったアロハシャツ・・・和をキーワードに、もういろんなアイテムが販売されています。



image





興味深々!



その中にスゴイものがありまして・・・



どうしても紹介したくて・・Facebookではなくブログで・・・






「綿ちぢみ」のTシャツ





京都のYAMASHIRO / 山城 さんという「綿ちぢみ 」を専門に扱う業者さんの素材を使い、「花呉装」さんが別注でTシャツにしたものです。



YAMASHIROさんでもTシャツは販売されていますが、サイズスペックやカラー、ディテールは「花呉装」さんのオリジナル。



触った感じ、伸縮感、色出し・・・これがめちゃくちゃいいんですよ!!!






そもそも「ちぢみ」とはなんぞや??


ちょうど前回のブログで、「織り物」と「編み物 」の違いついて書きましたが、その中でTシャツは「編み物」と書きました。


ニットであると・・・・なのに・・・^^;     


「ちぢみ」は「織り物」か「編み物」かで言えば「織り物」


織り物のTシャツという新ジャンル!!


当然 縦糸と横糸で構成されています。


なので糸自体が伸びないと伸縮は生まれません。


しかし通常綿の糸に伸縮はありません (ジーンズにストレッチがあるのはポリウレタンが入っているから)。


ではなぜ「ちぢみ」は伸縮があるのか・・・



生地を織る段階で、横糸を通常よりも1000回以上多く撚る (よる) ことで、それが戻ろうとする力でバネのような働きをするんです。


横糸を撚って撚って糊で固定して、そのまま織って、織り上がったら水にさらして糊を落とす。


すると生地の横幅がビヨ〜ンと縮む


簡単に言うとそういうことですが、そこには数百年積み重ねられたノウハウが積み込まれています。


もっと詳しく知りたい方はこちら「京ちぢみとは」



すごくないですか?


そんな技術が1500年代に中国から伝わり、1600年代には京都には既に多くの「ちぢみ織り屋」が存在したそうです。



「ちぢみ」にも麻や絹を使ったものがありますが、特に「綿ちぢみ」はサラッとした肌触り、吸汗速乾性、伸縮性に優れ、日本の高温多湿な気候にはとてもマッチした素材。


エアなんちゃらとかクールなんちゃらは全てここを目指してるんじゃないかと思ってしまいます。


しかも綿100%ですから冬は暖かくインナーとして年間通して着ることができる。


もう文句の付けようが無い素材です。






そんなTシャツが1万円もするなら、「ああなるほどね・・・いいものはお高いのね・・・」ってことになるんですが、4000円というから驚き。


普通のTシャツと変わらない。 


もちろん買いましたよ!! 


色の名前を忘れてしましました^^;


茄子紺に近い色です。大好きな色。







今日着てみました。


抜群に着心地がいいです。


そして涼しい。


とはいえ洗濯したらビロ〜ンでは困りますから、そこはしっかりレビューします。


花呉装さんのお話ではガンガン洗濯してもしっかりと元の形状に戻るとのこと。


楽しみ過ぎます!!







正直これ販売したいくらいです!!!


まぁ難しいかもしれませんが(^^;;






花呉装さんでは週末この綿ちぢみをベースにした絞り染めのワークショップが開催されるようです。


ご興味ある方は是非!!
**************

あとりえ京町家「Tシャツ絞り染め体験」
6月18日19日
場所:花呉装伊勢原店 2階 京町家
  • TEL.0463-91-6881
  •  
    参加費¥1,000+Tシャツ代 or 着物衿シャツ代(体 験特別価格!)

    **************